創世記第10章の要約
ノアの三人の子の系図
洪水の後、セム・ハム・ヤペテの三人の子孫から諸国の民族が分かれていきました。この章は「民族の表(ネイションズ・テーブル)」とも呼ばれ、人類の起源と分布を示しています。
ヤペテの子孫
ヤペテの子孫は北方や西方に広がり、海沿いの諸国を形成しました。ギリシアやヨーロッパ方面の民族の祖先とされています。
ハムの子孫
ハムの子孫からはクシュ、ミツライム(エジプト)、プテ、カナンが生まれました。
特にクシュの子ニムロデは力ある勇士で、バベル、ニネベなどの大都市を築いたと記されています。カナンの子孫からは、後にイスラエルと関わるカナンの諸民族が生まれました。
セムの子孫
セムの子孫はエラム、アラム、アルパクシャドなどで、ヘブル人やアラム人の祖先となりました。アラムからはアラム語を使う民族が出て、アルパクシャドからは後にアブラハムへとつながる系譜が続きます。
民族の広がり
こうして洪水後の全地に、多くの国々・言語・民族が広がりました。ノアの三人の子の家族から、全ての民族が分かれていったとまとめられています。
👉 この章は「民族の起源と広がり」を示し、後に続くバベルの塔の物語(第11章)への伏線ともなっています。